うつ病
症状について
悲しい事や失敗体験を経験すると、気分が落ち込んだり憂鬱になりますが、多くの場合は時間と共に元に戻ります。
しかし、いつまでも落ち込んだ気分が続き、生活や仕事に支障がでる場合に治療の対象になります。
うつ病は今では生活習慣病と並んで大変ポピュラーな病気となっています。
それでも、多くの場合は最初からうつ病を疑ってクリニックに相談される事は少なく、大抵の場合は、「体調がすぐれないのではないか」と考えてしまい、内科をはじめとする一般科を受診される事が多いようです。
主な症状
- 気分が落ち込みがちになる。何をするにも自信がなくなる
- 仕事や勉強に対して、集中力、判断力の低下してしまう。
- いつの間にか悲観的で自責的な考え方になってしまう
- 何をするにしても気力がでない。物事が億劫になる
- 不眠、食欲低下、身体がだるくなる
- 肩こりが酷い、頭が重く感じる、胃の不快感を感じる
- 便秘や性欲低下が起きる
原因について
- ・慣れない仕事や作業の増加
- ・過労や家庭内でのトラブルによる心理的な負担
- ・職場の配置換えや転職、引っ越しや転校などの環境の変化
- ・子供の独り立ち、肉親や友達、ペットの死去などの喪失体験
- ・妊娠、出産、閉経、リウマチ、老年性認知症、脳梗塞後遺症などの身体的な負担や症状
- ・高血圧治療薬、経口避妊薬、副腎皮質ホルモン、インターフェロンなどの薬を飲み始めた事による副作用
治療について
うつ病は、きちんとした治療を受ければ良い方向に向かいます。
治療の基本は、不安をしっかり認識して、処方された薬(坑うつ薬)をちゃんと飲む事と、体を休め、睡眠時間をしっかり取る事です。
当院では、患者様それぞれに合わせた治療方針を立てますので、お気軽にご相談ください。