歯科心身症
症状について
歯科心身症とは、別名口腔心身症とも呼ばれ、実際には何の異常もないのに、歯や舌に痛みが生じる病気です。歯科心身症の中でも特に多いのは、「舌痛症」と「非定型歯痛」で、歯科医院で検査をおこなっても異常が見つからない場合はこの病気が疑われます。
主な症状
- 舌の先端や縁に痛みや灼熱感が生じる
- 実際には何もないが、口内に何かしらの異物感(歯の上に何かが乗っている等)がある
- 味覚障害はない
- 痛み止めが効かない
治療について
抗うつ薬、抗精神病薬、抗てんかん薬には痛みを鎮める作用があり、これらを使った薬物療法で症状を和らげ、それぞれの患者様の症状に応じて心理療法を組み合わせます。
尚、当院では、東京医科歯科大学病院 歯科心身医療科 教授 豊福明先生と連携して治療をおこなっております。